世界平和実現構想+α

世界の平和を実現するための方法を考えます

2023-05-26から1日間の記事一覧

非生物への慈悲

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 慈悲は非生物(物や現象がそれに当てはまる)に対しても持っておいた方が良いものである。しかしそこで問題となるのは非生物には現状幸福も不幸も生じ得ないと考えられることから、それらの不…

慈悲を持つ方法

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com ○個人的な見解 私自身現時点では慈悲を十分には身に着けていないため、今の私によって書かれた以下の方法は今後さらに改善されることが望まれる。 ・他者の不幸の解消を心から求めるためには…

慈悲に例外を作ってはならない

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 慈悲は生きとし生けるものすべてに向けるべきものである。特定の存在を慈悲の対象から外してはならない。慈悲は自分が最もそれを向けたくない相手に向けて初めて良い影響をもたらし始めるので…

慈悲とは何か、慈悲がそれを持つ人の救いになる理由

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 慈悲とは 慈悲がそれを持つ人の救いになる理由 慈悲とは 慈悲もまた悟りと同様に仏教の教えの核心である。慈悲とは相手の不幸が解消されること及び相手の幸福が実現されることを望む気持ちの…

悟りに基づいた人間関係に関する見解

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 以降は私個人の人間関係に関する見解である。 ・自らを誇ることで他者を傷つけてはならない。また、自身の優れた点をむやみに他者に示してはならない。 ・自身が評価されずとも相手に憤りを感…

悟りに基づいた幸福に関する見解

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 以降は私個人の幸福に関する見解である。 ・目にした幸福のすべてを手に入れようとしてはならない ・幸福は完全でなくともよい ・苦しみは無理に消さなくともよい ・むやみに何かに期待しない…

個人的に気に入った老子の教え

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 中国人は歴史において中国に仏教が流入してきた際に老荘思想を通してそれを理解したらしい。それゆえに中国から仏教の思想を受け取った日本の仏教は老荘思想の影響を受けたものとなっている。…

経典について、宗教について

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 経典について 宗教について 経典について 仏教の経典は盲信するべきものではない。中には女性は悟れないなどとの教え(これは釈迦の教えではない)が含まれた経典を信じる宗派があり、その宗…

悟るとどうなるのか【痛みに耐えられるのか、自分は消えるのか】

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 苦しみからの解放の限界 悟った後の自己 悟りと人格 言葉に囚われない人 苦しみからの解放の限界 結局のところ苦しみはどこまでいっても完全に消せるようになることはない。それから完全に逃…

瞑想の種類とやり方、そしてその必要性

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私は一応軽くではあるが瞑想について調査及び考察を行って、いくらか分かったことがあるのでそれについてここに紹介しておく。しかし私は正直なところ瞑想についても十分に詳しくない。私は今…

欲について

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com ※ここで言う欲には快楽を求めるような欲(性欲や食欲など)ばかりではなく、痛みや苦しみを回避したいという気持ちも含むものとする。 欲もまた、それが満たされない状態は不快に感じられるも…

執着の手放し方

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 執着とは何かを簡単には諦められないほどに強く求めてしまう気持ちのことである。その「何か」には、人や物だけではなく、それらの状態やそれらを取り囲む環境なども含まれる。執着は苦しみの…

公案とは何か、そのメカニズムの分析

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 公案は思考による解決が不可能な問題である。そのような問題について答えがでるまで考え続けることで、やがては思考という行為への囚われから脱することができるのである。公案の答えは直観的…

無分別の放棄

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 禅にはさらにもう一段回悟りがあるらしい。いや、正確に言えばこちらこそが真の悟りなのかもしれない。それは悟りを捨てる悟りである。 無分別の世界に至れるようになった人は、自身はもはや…

無分別の世界

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私の知る限りでは無分別の状態に至れるようになることが禅の核心である。私は分別の世界が作らなければ存在しないということを体現することで無分別の状態に至ることに成功した。無分別の状態…

世界は私が作っている【禅の哲学】

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私は公案の解を手に入れた後すっかり悟ったつもりになっていた。しかしどうにもインターネット上で私以外の仏教或いは禅の教えを正しく理解したと思われる者の話を調べると、私の得たものとは…

禅の公案とピュロン主義の十の方法の類似性

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私はその答え(※この記事の下部より前の記事参照)を得たことにより思考に囚われなくなった。思考を掴もうとしても空を切るような状態になったのだ。私の言葉への過信は破壊された。そしてそ…

私についての考察【仏教哲学】

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私はその体験の後無敵になったかのような気分になった。私はこの時点ではまだ仏教について詳しく調べていなかったのだが、偶然にも仏教で言われる悟りを得たのだと誤解した。仏教の教えには無…

ヤージュニャワルキヤの思想と超やばい体験

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私は老荘思想を学び終えると今度は仏教を含む古代インド哲学について学び始めた。そこで私が最初に学んだのはヤージュニャヴァルキヤの思想だった。ヤージュニャヴァルキヤは古代インドの思想…

【老荘思想】道(タオ)と概念の生成

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 老子の思想 荘子の思想 老子の思想 私は東洋思想について学び始めた。最初に学んだのは老子の思想だった。老子の思想では道(タオ)という概念が説明されていた。老子によればそれは特定の形…

悟りとは何か

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私は悟りを「思考を手放せるようになること」であると理解している。ここでいう思考には「思考という行為そのもの」や「思考によって生み出された考え」などが含まれる。現在多くの人がそのよ…

前置き

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com世界では現在においても多くの争いが生まれ続けている。私はこれらの争いを解決するためにこの章において仏教の思想及び老荘思想を紹介することにした。多くの人がその内容を学べば社会には精…