世界の基礎+α

世界の平和を実現するための方法を考えます

2023-01-01から1年間の記事一覧

慈悲とは何か、慈悲がそれを持つ人の救いになる理由

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 慈悲とは 慈悲がそれを持つ人の救いになる理由 慈悲とは 慈悲もまた悟りと同様に仏教の教えの核心である。慈悲とは相手の不幸が解消されること及び相手の幸福が実現されることを望む気持ちの…

悟りに基づいた人間関係に関する見解

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 以降は私個人の人間関係に関する見解である。 ・自らを誇ることで他者を傷つけてはならない。また、自身の優れた点をむやみに他者に示してはならない。 ・自身が評価されずとも相手に憤りを感…

悟りに基づいた幸福に関する見解

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 以降は私個人の幸福に関する見解である。 ・目にした幸福のすべてを手に入れようとしてはならない ・幸福は完全でなくともよい ・苦しみは無理に消さなくともよい ・むやみに何かに期待しない…

個人的に気に入った老子の教え

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 中国人は歴史において中国に仏教が流入してきた際に老荘思想を通してそれを理解したらしい。それゆえに中国から仏教の思想を受け取った日本の仏教は老荘思想の影響を受けたものとなっている。…

経典について、宗教について

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 経典について 宗教について 経典について 仏教の経典は盲信するべきものではない。中には女性は悟れないなどとの教え(これは釈迦の教えではない)が含まれた経典を信じる宗派があり、その宗…

悟るとどうなるのか【痛みに耐えられるのか、自分は消えるのか】

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 苦しみからの解放の限界 悟った後の自己 悟りと人格 仏教は善への執着を減らすことで悪人を増やすか 言葉に囚われない人 苦しみからの解放の限界 結局のところ苦しみはどこまでいっても完全に…

瞑想の種類とやり方、そしてその必要性

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私は一応軽くではあるが瞑想について調査及び考察を行って、いくらか分かったことがあるのでそれについてここに紹介しておく。しかし私は正直なところ瞑想についても十分に詳しくない。私は今…

欲について

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 欲とは何かを求める気持ちのことである(執着を欲の一種であるとみなしてもいいが、以降では便宜上それらを別のものとして扱う)。その内には快楽を求めるような気持ちだけでなく、痛みや苦しみ…

執着の手放し方

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 執着とは何かを簡単には諦められないほどに強く求める気持ちのことである。その「何か」には、人や物だけではなく、それらの状態やそれらを取り囲む環境なども含まれる。執着は苦しみの原因で…

公案とは何か、そのメカニズムの分析

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 公案とは 公案の例 公案のメカニズムに関する考察 公案は必須かどうか 公案の答えを知る人はさほど珍しくない 公案成立過程についての予想 更なる公案 公案とは 公案は思考による解決が不可能…

無分別の放棄

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 禅にはさらにもう一段回悟りがあるらしい。いや、正確に言えばこちらこそが真の悟りなのかもしれない。それは悟りを捨てる悟りである。 無分別の世界に至れるようになった人は、自身はもはや…

無分別の世界

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私の知る限りでは無分別の状態に至れるようになることが禅の核心である。私は分別の世界が作らなければ存在しないということを体現することで無分別の状態に至ることに成功した。無分別の状態…

世界は私が作っている【禅の哲学】

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私は公案の解を手に入れた後すっかり悟ったつもりになっていた。しかしどうにもインターネット上で私以外の仏教或いは禅の教えを正しく理解したと思われる者の話を調べると、私の得たものとは…

禅の公案とピュロン主義の十の方法の類似性

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私はその答え(※この記事の下部より前の記事参照)を得たことにより思考に囚われなくなった。思考を掴もうとしても空を切るような状態になったのだ。私の言葉への過信は破壊された。そしてそ…

私についての考察【仏教哲学】

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私はその体験の後無敵になったかのような気分になった。私はこの時点ではまだ仏教について詳しく調べていなかったのだが、偶然にも仏教で言われる悟りを得たのだと誤解した。仏教の教えには無…

ヤージュニャワルキヤの思想と超やばい体験

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私は老荘思想を学び終えると今度は仏教を含む古代インド哲学について学び始めた。そこで私が最初に学んだのはヤージュニャヴァルキヤの思想だった。ヤージュニャヴァルキヤは古代インドの思想…

【老荘思想】道(タオ)と概念の生成

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 老子の思想 荘子の思想 老子の思想 私は東洋思想について学び始めた。最初に学んだのは老子の思想だった。老子の思想では道(タオ)という概念が説明されていた。老子によればそれは特定の形…

悟りとは何か

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私は悟りを「思考を手放すための気づき」であると理解している。ここでいう思考には「思考という行為そのもの」や「思考によって生み出された考え」などが含まれる。現在多くの人がそのような…

前置き

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com世界では現在においても多くの争いが生まれ続けている。私はこれらの争いを解決するためにこの章において仏教の思想及び老荘思想を紹介することにした。多くの人がその内容を学べば社会には精…

中高生が選ぶべき進路に関する見解

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com ○高校に行かないという選択肢中高生の選択肢の一つとしては高校に通わずにあるいは高校を辞めて高校卒業程度認定試験に合格して大学に行くというものがある。私は本当にやる気と能力のある者…

学校外教育の改革

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com ○民間での教育現時点では主に塾などがこれに相当する。子どもが自分で学ぶ時間を確保するという観点から、基本的には子どもを塾に行かせることはやめた方がいい。塾の経営者はそれを存続した…

日本教育改革案5:各科目の改善案あるいは理想

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com ・美術について美術に関する授業においては、生徒自身が望むものを表現させるべきである。その際に使う技術や手法は最低限だけ授業で教え、それ以上の技術や手法については生徒が自ら考えたり…

日本教育改革案4:教師の改革

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 教師や学校の評価法 教師の時間の確保 教師や学校の評価法 教師の評価をその教師が担当するクラスのテストの点数で決めてはならない。学校の評価をその学校の有名大学への合格者数などで行っ…

日本教育改革案3:受験競争緩和

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 大学受験制度の改革においては、受験手段の多様化や受験競争の緩和が目指されるべきである(※1)。テストの点が低くても高い潜在能力を持つ人や学習意欲の高い人もいるが、その人たちを切り…

日本教育改革案2:被教育者の選択肢を増やす

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 学校で学べる科目の数を増やす その他 学校で学べる科目の数を増やす 生徒が選べる選択肢は多い方が良いが、それぞれの学校で個別に多様な授業内容を用意することには限界があるかもしれない…

日本教育改革案1:生徒の学校外の時間を確保する

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 子どもが自ら自身の目標を定めそれを達成するための活動を行うには、学校外の時間を十分に確保することが必要である。また、公共教育の内容の不足を民間の教育によって補えるようにするという…

教育改革の手法及びその際の注意点

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 教育改革の手法及びその際の注意点 教育の変化は民間の側で起こすこともできる 教育改革の手法及びその際の注意点 ・良かれと思って行った改革が悪い結果をもたらすことはよくあることである…

日本の教育改革では必修知識量の削減と受験競争の緩和を目指すべきである

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com ※この章の内容は日本の教育に対する提案であり、他国の教育にもあてはまる指摘であるとは限らない。例えば以下においては学校教育において覚えさせる知識を厳選によって減らすことを推奨して…

民主主義の維持のための努力

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 民主主義はその維持のために民衆が努力しなくてはならない制度であり、人々はそれを行うからこそ今の自身の自由や安全が今後も守られるのだということをよく理解しなくてはならない。私を含む…

民主化の実践的な方法

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 民主化運動における基本理念、方針 徹底的情報収集と考察 全体的かつ長期的な視野を持つ 民主化の賛同者を増やすこと 非暴力不服従 民主化の手法 支持の拡大 権利の拡大 民主化過程における軍…