世界の基礎+α

世界の平和を実現するための方法を考えます

第三章:やる気を出す方法


勉強をしなくてはならないのに勉強に取り組む気になれずに困っている人間は多いだろう。今の世の中ではスマートフォンの普及の影響もあり、勉強をしたいと考えている人間ですら勉強に集中できなくなっているのではないかと思う。私も勉強のやる気を維持できずに長い間苦しんでいた。しかし長い間の試行錯誤の末解決策を見つけることに成功した。勉強に取り組みたいのに取り組めない人間は是非ともこれから私が紹介する方法を試してほしい。直ちに改善することはなくともいずれは勉強に集中できるようになるだろう。

 

やる気を出す方法を考える

気合でやる気を出すことはできない。私は気合で勉強に取り組もうとして4年近くを棒にふるった。自分の意志力により勉強に取り組むことは不可能である。やる気を出したいのならその方法を考える以外に手段はない。勉強に取り組めるようになるまでやる気を出す方法を考え続ければ、最終的には勉強に取り組めるようになる。私はかつて家に引きこもりずっとゲームをしていたのだが考えることによりその状態から脱することができた。考え続ければ必ず今よりも勉強に集中できるようになる。ただし、やる気を出す方法を考えることを言い訳にして勉強から逃げてしまわないように、その方法を考える時間には一日ごとに上限をつけたほうがいいかもしれない。

 

余計なもの排除すること

私は確かに長い間やる気を出す方法について考えていたのだが、たどり着いた答えは簡単なものだった。勉強に集中したければ周りから余計なものを排除したらいい。結局のところ一番効果的で強力な方法はこれである。理由をつけて周りに余計なものを置いていたのではダメだったのだ。

家では余計なものを排除するのは難しいので、勉強をするときは図書館や自習室を活用するべきである。図書館や自習室にいくと往復に時間がかかるので家で勉強をした方がより多くの時間が取れると考えるのはやめたほうがいい。かつての私はそう考えて家で勉強しようとした結果全く勉強できない日が長期に渡って続くことになったのである。図書館に通わずに勉強したいのなら図書館から帰宅した後に勉強できるようになってからにした方がいいだろう。

スマートフォンは近くにあるだけで集中力を削ぐという研究結果もある。図書館でスマホをいじってしまうのであればスマートフォンは家に置いていった方がいい。何かを調べる必要があるのなら、調べたい内容をメモにでも書いておいてあとから調べたらいい。多少不便でもスマートフォンを図書館にもっていくことにより勉強時間が大幅に削られるよりはいいだろう。


日本国内において現在図書館にある自習室が満席となっていることがある。特に休日や祝日は席数が多い図書館でも座る場所がなくなることがある。図書館の自習室の席が不足するような地域では、国がさらに自習室を用意をすることはできないのだろうか。多くの人間が自習室を使えるようにすることは国力の強化にもつながるはずである。私はPCを使いたいのでPCを用意してもらえるとありがたい。もしくは、学校や企業も空いている部屋があるなら生徒や従業員に自習室として提供するようにしたほうがよいだろう。私は最近有料の自習室を利用したことがあったが、それは毎月一万を超える費用がかかるので継続的な利用は学生の身では厳しい。

 

好きなことをやる&興味のないことを学ぶ方法

学校のテストのために行う勉強では、テストの点を上げるために「それ自体には興味のない知識」を学ぶことになる。それに対して自分が知りたいことを知るために行う勉強では、主に「それ自体に興味がある知識」を学ぶことになる。前者のような興味を感じない知識を学ぶ勉強は必要が無いならしないほうがいい。そのような勉強ばかりをしていると勉強自体に負のイメージが付くことになりかねない。私はできる限り後者の勉強を行うことを推奨する。

しかし時にはどうしても自分にとって興味のない知識を学ばなくてはならないこともあるだろう。自分の目標のための勉強においてすら、自分にとって興味のない知識を身につけなくてはならないことがありうる。残念ながら完全に好きな勉強だけをするのでいけない。我々は必要だから行う勉強と好きだから行う勉強の両方をバランスを取りながら行うことを受け入れなくてはならない。

だが必要性からやむを得ず興味がない知識を学ぼうとする際も、実のところその興味がないという考えが思い込みであることがほとんどである。何かについて興味を無くす理由は、それを学ぶ際に自分の疑問を解決するための学習ではなく、本に書いてあることを理解するための学習となっているからである。自分の中にある疑問を鋭く見つけ出し、それを解決するために学べば大概の分野は楽しく学ぶことができる。

また、自分自身でアイデアを出しながら学ぶことも大切である。書いてあることを理解するための勉強をする場合、それが理解できないときに苦しむことになる。しかしアイデアを出すための勉強であれば自分の実力にあった考察を行えるので、アイデアが出せないことに苦しむことはない。そしてアイデアが出せることは勉強を楽しめることにつながる。


既に社会人である者はせっかく学校の勉強から解放されているのだから、試しに図書館にでも行って興味のあることを思う存分学んでみてはどうだろうか。それは人生のさらなる充実につながるだろう。

 


やることの難易度を下げる

やろうとすることの難易度が高すぎると作業に取り掛かれなくなる。厳しいノルマを課したり、自分のレベルに合わない本や教材を使ったりするのは、やる気を出すという視点で見るとやめたほうがいい。

 

とりあえずやる、ちょっとやる

勉強の内容が自身の興味のあるものであればいいが、ときにはそうでないものを学ばなくてはならないこともある。そしてそのような場合は大概勉強に取り掛かること自体が非常に難しくなるものである。しかしその問題は、まず小さな作業から開始するという心がけを持つことで軽減できる。勉強に取り掛かれない人はまず本を数行読む程度の小さな作業から開始すると良い。勉強のやる気は勉強をする前に出るものではなく、やり始めることで出るものである。とりあえず勉強に取り掛かることができれば、その後は自然とやる気は出てくるものである。

また、勉強を途中でやめたくなってしまった場合は、あとすこしだけ進めてからやめるという考えを何度も連続して持つことで勉強時間を延長できるかもしれない。

 

極端な仕事量を目指さないこと

自身が持つ時間に仕事を限界まで敷き詰めることが最高の在り方だと思い込むべきではない。人は機械ではないので身体的な限界が存在するのであり、それを無理に超えようとすると逆に効率が落ちることになるだろう。私は集中力を必要とする作業は一日の一部の時間にしか行わないことにしている。そして残りの時間はある程度勉強の方針を定めつつも、基本的には自身のその時の気分に従いながら世界についての考察や学習をおこなうことにしている。そうすることでまるでゲームをするのと同じように楽しみながら勉強を続けることができるのである(ただし、脳の混乱を防止するために作業を細かく切り替えすぎることは控えたほうが良い)。

要するに自身の行動にメリハリをつけることが大切なのである。常に気を引き締めていることも常に気を緩めていることも自身に精神的な疲労をもたらすことにつながるだろう。

休憩について

休憩のためにゲームやネットサーフィンをしてはならない。休憩の時間とゲームやネットサーフィンの時間は分けられるべきである。ゲームやネットサーフィンをすることは脳を休めることにはならないし、何よりも勉強に戻ることができなくなる。休憩の時間と娯楽の時間は分けたほうがいい。
私は休憩の時間は主に散歩をしたり目を閉じて軽い瞑想をしている。音楽は聴いていない。もしかすると休憩の時間は事前に明確に決めておいた方がいいかもしれない。数十分から一時間半程度の勉強時間に対して5分~15分の休憩時間が理想か?