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日本教育改革案2:被教育者の選択肢を増やす

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。

kanayamatetsuya.com

学校で学べる科目の数を増やす

生徒が選べる選択肢は多い方が良いが、それぞれの学校で個別に多様な授業内容を用意することには限界があるかもしれない。しかし学校外部に、現在の学校教育に含まれない特定の分野について教えるための補助機関を用意し、その組織がいくつもの学校を掛け持ちしてその分野を教えることで、実質的に各学校で学べる科目を低コストで増やせるのではないだろうか(現代ならばインターネットを通じてそれを行うこともできる)。その方法では、生徒が学習対象として選択できる分野を増やしたいときに、各学校ごとに新しい分野について教える教員を用意せずとも、その補助組織のみにその分野を教えるための教員を用意するだけで良い。

 

その他

被教育者の選択肢を増やす方法としては、大学への編入をもっと行いやすくしたり、飛び級制度を整備したりすることが考えられる。また、高校在学中に大学の教養科目の講義を受けて単位が先取りできる国もあるようだがそれについても採用を検討したほうがいいだろう。それらの制度は既に日本の一部では取り入れられているが、私は今後さらにそれを拡大することを推奨する。

 

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