世界平和実現構想+α

世界の平和を実現するための方法を考えます

世界の情勢を把握しようとする際の注意点

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。

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情報収集

情報収集の効率化のためには普段から有用な情報源をよく調査し、その場所を体系的な形でリスト化しておくことが大切である。一般に流通する本のように自身が所有することが可能な情報源についてはそれが重要であれば自身の手元におくことも検討すると良いだろう。あるいは自ら情報源を作り出すことも考えられる。

また、予め幅広い教養を身に着けておくことも自身の情報収集力の強化につながる。何故ならばそうすることで自身が必要とする情報をピンポイントで探すことや新たな情報を少ない労力で理解することが可能となるからである。

より良い選択をするための情報収集における理想は得られる情報は全て得ることである。しかし実際にはそんなことしている時間はないので、せめて与えられた時間の範囲でより高品質な情報をより多く集めるようにするしかないだろう。

大局を読む

未来の小さな動きのすべてを完全に読むことは人間の処理能力の限界から不可能である。長期的計画を立てる際は、全体の情勢を読むことを重視し、それが自身にとってより有利な形になるように自分の行動を決定するべきである。

しかし実のところ大局を読むことに力を割くのだとしても世界の未来を正確に予測することはほとんど不可能に近い。未来のあり方に影響を与える要素があまりにも多すぎるからである。したがって、不測の事態に対処するためにも、汎用性のある力や体力を十分に身に着けておいたほうがよいだろう。そのようにして自身の対応力を高めておけば未来予測を外した場合にそれが大きな問題に発展することを避けられる。ただし、蓄えた力に執着すると逆に身動きが取れなくなるので、それらの力はいずれ捨てるものだと思ったうえで蓄えたほうが良い。また、自身が蓄える力についてはそれが単一であることは多くの場合好ましくないと思われるが、同時に必ずしもその種類を多くすることが良い結果をもたらすとは限らない。

時代に合わせる

世界には個人の力では変えられない時代の流れというものがある。
無理にその流れに逆らおうとせずその流れに合わせて行動することが大切である。

 

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