世界の基礎+α

世界の平和を実現するための方法を考えます

土台を固めながら学ぶ

自己の知識の体系を構築する際には、知識の量を増やすことにとらわれ既にその体系に組み込んだ知識の信頼性の確保やそれら知識をより効率的に配置することを怠ってはならない。何故ならば自身が保有する知識が誤った状態であると、新たな知識の理解が困難となったり誤った知識を元に誤った知識を生成することで無駄に時間を消費したりするからである。また、知識をより優れた配置にしなくてはならないのは、非効率な形で知識が配置されていると知識の検索が困難になるからである。やむを得ない事情から知識体系の土台部分を洗練しないままにその体系の先端部分を伸ばさなくてはならないことも時にはあるが、その場合はいずれ習得した知識の正しさの検証と体系化を行う時間をとることが望ましい。

一方で、常に土台を完璧にすることを目指すことにも問題はある。何故ならば、そもそもより多くの知識を得て知識の全体像を把握してからでないと土台を固めることが難しいことがあり、その場合は未知の知識の習得を既知の知識の洗練より優先しなくてはならないからである。従って、知識体系の土台固めとその末端の知識の習得は適切なバランスで行うように努めることが大切である。