世界の基礎+α

世界の平和を実現するための方法を考えます

2023-01-01から1年間の記事一覧

世界の民主化と合意の積み重ねによる世界平和

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 民主的平和論 国家間の合意の積み重ね 民主的平和論 民主的平和論とは民主国家同士は戦争しない傾向にあると主張する理論である。私は民主国家自体が平和的な性格を持つとまでは考えていない…

真の慈悲とは何か

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 自身にとって無条件に大切であり、絶対に嫌うことのできない存在(例えば自分の子ども)が複数人いたとする。このときその内の一人が別の一人を極めて残虐な方法で痛めつけたり殺したりしたと…

競争あるいは格差について

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com ・競争に勝たなければ生きていけない社会では誰も安心して休むことができない。我々は競争に勝たずともある程度の努力さえすれば十分に幸福に生きられる社会を実現するべきであり、そのための…

核共有に関する小考察

これは安全保障及び核共有の非専門家である私が核共有について調査と考察を行う過程で得た情報及びアイデアや生じた疑念をまとめたメモである。なお私は現時点では核共有についてその実現可能性と効果について多くの疑念を持っているため賛成まではしていな…

立法、司法、行政の三権を用いた権力分立

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com この節の概要 三権の全体像 なぜ立法、行政、司法の三権か 立法府、行政府、司法府の統制関係について 議院内閣制と大統領制 立法府 立法府の役割 法律の制定、条約の承認、憲法改正の発議 予…

官僚及び公務員あるいは公的機関について

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 公務員とは、官僚とは、公的機関の必要性 公的機関の設計と設立 公的機関と権力分立 公務員の中立性と独立性 公的機関設立 公的機関の人事の形式 人事権の行使による統制 公的機関に対する行…

行政府と臨機応変性

私はこの記事で行政府は立法府や司法府と比較して臨機応変な対処をすることが強く求められるといった趣旨のことを語った。しかしその理由はいったいどこにあるのだろうか。私はそれはおそらく行政府の業務内容がそれ以外と比べて広範であるがゆえに、必然的…

被教育者向け

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 行動すること 自ら学ぶ、自ら考える 安易に学校で教えられることを学ばないという選択を取らないこと 努力でできることが増える 行動すること 何かをするのは大人になってからでなくてもいい…

幸福と自主的な学びを大切にする子どもの育て方

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 子どもの幸福 努力を褒める 考えさせる 本を置く 多種多様な経験をさせること 子どもの自主性を大切にすること 子どもの幸福 子どもの幸福を後回しにしてはならない。確かに成人してからの幸…

学校教育のあるべき姿

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com なぜ学校教育が必要か 学校教育で実現を目指すべきもの 能力向上のために提供されるべきもの 幸福の実現のための教育 世界平和の実現及び社会の維持のための教育 なぜ学校教育が必要か ・身に…

幸福を得るためには欲を減らし、体の健康を保つことが重要である

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 足るを知る 「足るを知るものは富む」というのは老子の言葉の一部である。既に持っているもので満足をすることを覚えて初めて人は豊かになれるのである。 欲の器が完全に満たされた状態を目指…

人生における目標の立て方、できると思ってやることの大切さ

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 人生の目標 何をするのか考える できると思ってやってみる 大構想 失敗の容認 人生の目標 目標があることは生きる活力を持つことにつながる。年老いてからでも何らかの目標は持った方がいい。…

世界の情勢を把握しようとする際の注意点

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 情報収集 情報収集の効率化のためには普段から有用な情報源をよく調査し、その場所を体系的な形でリスト化しておくことが大切である。一般に流通する本のように自身が所有することが可能な情…

リスク管理

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 人生を破滅させる可能性のある賭けをしてはいけない。仮に一度それに成功したとしても、それを続ければやがてははずれを引くことになる。そのような賭けをする回数はできる限り0に近づけなく…

道徳的経営及び投資

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 経営について 投資について その他 経営について 企業は世界の平和や人々の幸福の実現を目的として活動すれば結果的に多くの利益を上げることができる。何故ならばそのような方針を採用した企…

他者を思いやる気持ちを持つこと

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 我々が社会の治安の維持のためにできることは、法と警察による人々への強制力ある制限ばかりではない。人々は自ら他者を大切に扱うことによって自身以外の者が他者を大切にすることを促すこと…

科学の発展と道徳

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 科学技術は人類に多くの利益をもたらす一方で、人々がその扱い方を間違えた場合などには人類に不利益をもたらすこともある。科学者や技術者は自身が開発しようとしている技術が実際に開発され…

人類の存続のための戦略

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 対応力向上 人口増加 人類の永続について 対応力向上 不測の事態に備えるための力を蓄えておいた方がいいというのは、個人のみならず人類全体においても当てはまる。例えば、我々は環境問題へ…

安全保障について

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 安全保障の基本 真の目標に基づいて安全保障を考える 抑止のための利害調整 自身の考えを過信しないこと 軍拡 軍事力の評価 経済関連 友好 核兵器について ※以下は安全保障の素人の私の脳内考…

盲信は対立の解消に悪影響をもたらす

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 盲信とはある考えを疑わずに信じることである。盲信は対話での解決が不可能な致命的対立を生じる恐れがある。我々は自身が持つ盲信の数を極力無に近づけるように努めるべきである。そして万が…

人道主義者の攻撃性あるいは排他性

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 人々の中には常に自身の方が相手よりも優れた道徳を持っているかのように見せかけようとするものがいる。そして、そのような人間は自身の非を指摘されるとそれを認めたくないがあまりに今度は…

道徳に関する個人的見解一覧

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com この項目は先述の良い考えを広めるということの実践である。以下は私が広める価値があると見なした考えである。 ・少数派を迫害することを肯定する社会においては、何ものも少数派に陥ること…

ある程度までは利己的な態度を受容すること【倫理】

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私は自身や他者が利己的な態度をとることをある程度までは受容する。ここでいう利己的な態度とは、他者に損失をもたらしうる自身の行動を自身の利益のために肯定する態度のことである。例えば…

感情等の主観的特性に基づいた道徳

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 感情による判断について 感情と理性 他者の内心の実態は総合的に判断すること 感情に基づいた対立の調整 個人的な信念 感情による判断について 私は自身や他者がその感情を根拠として何らかの…

人類社会におけるより良い道徳の普及ために我々が成すべきこと

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com より良い考え方を見つけること、より良い制度を作ること 具体的実践方法 適切な環境を構築することによる社会に流通する倫理への統制 道徳的言動の強制的推進について より良い考え方を見つけ…

道徳的価値観の形成に影響を及ぼす人の特性

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 道徳の形成にかかわる人の共通の性質は無数にあると考えられるが、私はそのうち主要なものとして「利益獲得」「損失回避」「共感性」「公平性」があると思っている。 ・「利益獲得」及び「損…

相対主義によって善悪がなくなることはない

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 世界に絶対に正しいといえる価値観が一つも存在しないのだとすれば、人を殺してはいけないという価値観も絶対に正しいとは言えないことになる。しかしそれが原因で我々の社会で人を自由に殺す…

非生物への慈悲

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 慈悲は非生物(物や現象がそれに当てはまる)に対しても持っておいた方が良いものである。しかしそこで問題となるのは非生物には現状幸福も不幸も生じ得ないと考えられることから、それらの不…

慈悲を持つ方法

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私自身現時点では慈悲を十分には身に着けていないため、今の私によって書かれた以下の方法は今後さらに改善されることが望まれる。 ・他者の不幸の解消を心から求めるためには、その人が持つ…

慈悲に例外を作ってはならない

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 慈悲は生きとし生けるものすべてに向けるべきものである。特定の存在を慈悲の対象から外してはならない。慈悲は自分が最もそれを向けたくない相手に向けて初めて良い影響をもたらし始めるので…