この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 執着とは何かを簡単には諦められないほどに強く求めてしまう気持ちのことである。その「何か」には、人や物だけではなく、それらの状態やそれらを取り囲む環境なども含まれる。執着は苦しみの…
この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 公案は思考による解決が不可能な問題である。そのような問題について答えがでるまで考え続けることで、やがては思考という行為への囚われから脱することができるのである。公案の答えは直観的…
この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 禅にはさらにもう一段回悟りがあるらしい。いや、正確に言えばこちらこそが真の悟りなのかもしれない。それは悟りを捨てる悟りである。 無分別の世界に至れるようになった人は、自身はもはや…
この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私の知る限りでは無分別の状態に至れるようになることが禅の核心である。私は分別の世界が作らなければ存在しないということを体現することで無分別の状態に至ることに成功した。無分別の状態…
この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私は公案の解を手に入れた後すっかり悟ったつもりになっていた。しかしどうにもインターネット上で私以外の仏教或いは禅の教えを正しく理解したと思われる者の話を調べると、私の得たものとは…
この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私はその答え(※この記事の下部より前の記事参照)を得たことにより思考に囚われなくなった。思考を掴もうとしても空を切るような状態になったのだ。私の言葉への過信は破壊された。そしてそ…
この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私はその体験の後無敵になったかのような気分になった。私はこの時点ではまだ仏教について詳しく調べていなかったのだが、偶然にも仏教で言われる悟りを得たのだと誤解した。仏教の教えには無…