世界平和実現構想+α

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メモの必要性と効率的なメモ術【メモ帳は5mm方眼が良い】

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。

kanayamatetsuya.com

メモはなぜ必要か

思いついたアイデアを忘れないようにするためにはそれをノート等に記録しなくてはならない。特に私のような凡人は大した発想力を持たないのだから、せめて思いついたアイデアを逃すことは避けるようにするべきである。思いついたアイデアをすぐに記録できるように普段からメモ帳を携帯しておいた方がいいだろう。また、考える際にメモを使いながら考えることも大切である。何故ならば、それを使わず考える場合、その場で思いついたアイデアを脳内の短期記憶の領域に保持したり長期記憶に移したりすることに多くの労力を割くことが必要になり、脳を発想のためだけに使うことができなくなるからである。

 

メモをする媒体

情報を記録する際には紙のノートや電子メモなどを使うことができる。
個人的な好みに過ぎないが、私は紙のノートを使用する場合は以下の条件を満たすようなノートを使うことにしている。
・ページ数が多いもの
・持ち運びが不便にならない範囲で紙のサイズが大きいもの
・書きづらくならない範囲で行や列の間が狭いもの(すなわち5mm方眼)

ページ数が多いノートを用いる理由は、それを使えばノートを頻繁に取り換えずに済むようになり、更にはかつてのアイデアを見直す際に棚から大量のノートをとりだすことになるのを防げるからである。そして、紙のサイズが大きく行や列の幅がより狭いノートを用いる理由は、それらを使えば大量の情報を一度に俯瞰することができるようになり、情報の結びつきを生じさせやすくすることができるからである。また、それらの方法で一つのページの情報量を増やすことは、ページをめくる回数を減らし考察を円滑に行うことにも貢献するはずである。

しかし、実のところ私は紙のノートよりもPCのメモを使用することが多い(2024/4/6追記:最近半年間は主に紙のノートを使って選挙制度について考察し続けた。もしかすると今後は電子メモはアイデアのまとめの際ぐらいにしか使わなくなるかもしれない)。私は紙と鉛筆を用いた場合情報の記録速度が遅いためアイデアを書いている途中に別のアイデアを逃すことが多々ある。それに比べてキーボードで情報を記録する場合は、タイピングに慣れてさえいればペンで情報を記録するよりも速いので思いついた大量のアイデアを逃すことを防ぎやすくなる。また、電子メモは文章をコピーして別の位置に移動することが容易であり、紙と比べると大幅に編集作業が楽になる。紙のメモの方がいいという者もいるが、私の場合は編集作業の効率化を重視してPCのメモを使用することにしている。さらにはPCでのメモはデータのバックアップを取ることもできるし、インターネットを通じて複数の機器で共有することもできる。紙のノートを用いたほうが情報が記憶残りやすいと言われることもあるが、私は電子メモのメリットの大きさからそれを紙のメモよりも優先して使っている。

ただし、PC上のメモに見られたくない情報がある人は、その情報が流出することへの対策を適切に行う必要がある。その方法としては、信用できないサイトに接続しないこと、他者から送られてきた不信なメールやファイルを開かないこと、セキュリティソフトを導入してそれを常に最新の状態に保つこと、信用できないソフトウェアをダウンロードしないこと、重要な情報を暗号化すること、安全であることが確認できない外部記録媒体(USB等)を用いないことなどがある。私は情報セキュリティの専門家ではないのでこれ以上のことは書けないが、特に一般人よりも情報を狙われやすい立場にある人は、どのような対策が必要なのかを自力でより詳しく調べたほうが良いだろう。一般人にできる対策は大したものではないが、このような対策を地道に行うことで着実にリスクを減らすことができる。しかしどんなに対策しても情報が流出する可能性を無にすることは難しい。どうしても流出させたくない情報は、そもそも電子メモではなく紙のメモに記したほうがいいかもしれない。私は本当に見られたくない情報は基本的には電子データとしては残していない。また、紙のメモも場合によっては他者に見られる可能性がある。絶対に見られたくない情報については紙のメモに書くことすらせずに脳内のみにとどめるようにした方がいいのかもしれない。そしてこれは余談になるが、PC等を用いて情報を記録する人は、データを保存する際のファイル形式が特定のソフトウェアでしか使えないようなものであれば、そのソフトウェアが使えなくなったタイミングでそのファイルを開けなくなる恐れがあるのでその点にも注意が必要である。

 

メモを効率的にまとめる方法

私はメモに書いたアイデアはできる限りまとめるようにしている。アイデアをまとめることで、その見直しが容易になったり新しいアイデアが生まれたりするからである。しかし思いついたアイデアが膨大な場合は時間の消費を抑えるために重要なアイデアに絞ってまとめるようにした方が良いだろう。

メモシステム効率化の本質

メモシステムを構築するにあたっていったい何が重要なのであろうか。
アイデアを蓄積し、それを活用することを主眼においた場合、メモの蓄積の高速化とメモの引き出しの高速化が大切なのではないかと思う。考察と検証が甘いのでこれ以上のことには大して触れられないが、高品質高密度な情報を、その情報の位置の把握が簡単になるようにするために体系的に蓄積することで、情報の高度な連携による知の超新星爆発を起こせるのではないかと考えている。

余談:メモと偉人

レオナルド・ダ・ヴィンチが大量のメモを取る人物であったことは知る人も多いかもしれないが、そのような習慣を持っていた偉人は他にも多数存在する。例えばエジソン、ニュートン、アインシュタイン、ショーペンハウアー、ナイチンゲール、ゲーテ、ナポレオンもメモを取ることを大切にしていたようである。以上のことからもメモが高い発想力のためにも重要であることがうかがえる。

 

 

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