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メモの必要性と効率的なメモ術【メモ帳は5mm方眼が良い】

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。

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メモはなぜ必要か

思いついたアイデアは、それを忘れないようにするためにもノート等に記録しておかなくてはならない。特に私のような凡人は大した発想力を持たないのだから、せめてたまたま思いつけたアイデアぐらいは逃さないようにするべきである。思いついたアイデアをすぐに記録できるように普段からメモ帳は携帯しておいた方がいいだろう。また、考える際にメモを使いながら考えることも大切である。何故ならば、それを使わず考える場合、その場で思いついたアイデアを脳内の短期記憶の領域に保持したり長期記憶に移したりすることに多くの労力を割くことが必要になり、脳を発想のためだけに使うことができなくなるからである。

 

メモをする媒体

情報を記録する際には紙のノートや電子メモを使うことができる。

◇紙のノート

私は紙のノートを使用する場合は以下の条件を満たすようなノートを使うことにしている。
・ページ数が多いもの
・持ち運びが不便にならない範囲で紙のサイズが大きいもの
・書きづらくならない範囲で行や列の間が狭いもの(すなわち5mm方眼)

ページ数が多いノートを用いる理由は、それを使えばノートを頻繁に取り換えずに済むようになり、更にはかつてのアイデアを見直す際に棚から大量のノートをとりだすことになるのを防げるからである。そして、紙のサイズが大きく行や列の幅がより狭いノートを用いる理由は、それらを使えば大量の情報を一度に俯瞰することができるようになり、情報の結びつきを生じさせやすくすることができるからである。また、それらの方法で一つのページの情報量を増やすことは、ページをめくる回数を減らし考察を円滑に行うことにも貢献するはずである。

 

◇電子メモ

私は紙のノートだけでなく電子メモもアイデアを記録する道具として活用するようにしている。電子メモは目を疲弊させやすいなどのデメリットもあるが、同時に多くのメリットも有している。

例えば、パソコンをメモを取るための道具として使う場合には、タイピングに慣れてさえいれば紙とペンを使う場合よりも早く情報を記録することができるため、思いついた大量のアイデアを逃すことを防ぎやすくなる。また、電子メモは文章をコピーして別の位置に移動することが容易であり、紙と比べると大幅に編集作業が楽になる。さらには電子的な手段で記録された情報は、バックアップを取ることや、インターネットを通じて複数の機器で共有することが容易であるという点でも優れている。私は以上の事実からどちらかといえば電子メモを紙のメモよりも優先して使っている。紙のノートを用いたほうが情報が記憶残りやすいと言われることもあるが、常日頃から自身の考えを良くまとめる者にとっては紙のメモを使わなくても何ら問題なくアイデアを記憶に残すことができるだろう。

ただし、電子メモの中に見られたくない情報がある人は、その情報が流出することへの対策を適切に行う必要がある。その方法としては、信用できないサイトに接続しないこと、他者から送られてきた不信なメールやファイルを開かないこと、セキュリティソフトを導入してそれを常に最新の状態に保つこと、信用できないソフトウェアをダウンロードしないこと、重要な情報を暗号化すること、安全であることが確認できない外部記録媒体(USB等)を用いないことなどがある。私は情報セキュリティの専門家ではないのでこれ以上のことは書けないが、特に一般人よりも情報を狙われやすい立場にある人は、どのような対策が必要なのかを自力でより詳しく調べたほうが良いだろう。一般人にできる対策は大したものではないが、このような対策を地道に行うことで着実にリスクを減らすことができる。しかしどんなに対策しても情報が流出する可能性を無にすることは難しい。どうしても流出させたくない情報は、そもそも電子メモではなく紙のメモに記したほうがいいかもしれない。私は本当に見られたくない情報は基本的には電子データとしては残していない。また、紙のメモも場合によっては他者に見られる可能性がある。絶対に見られたくない情報については紙のメモに書くことすらせずに脳内のみにとどめるようにした方がいいのかもしれない。

PC等を用いて情報を記録する人は、データを保存する際のファイル形式が特定のソフトウェアでしか使えないようなものであれば、そのソフトウェアが使えなくなったタイミングでそのファイルを開けなくなる恐れがあるのでその点にも注意が必要である。

メモを効率的にまとめる方法

私はメモに書いたアイデアはできる限りまとめるようにしている。アイデアをまとめることで、その見直しが容易になったり新しいアイデアが生まれたりするからである。しかし思いついたアイデアが膨大な場合は時間の消費を抑えるために重要なアイデアに絞ってまとめるようにした方が良いだろう。

メモシステム効率化の本質

メモシステムを構築するにあたっていったい何が重要なのであろうか。
アイデアを蓄積し、それを活用することを主眼においた場合、メモの蓄積の高速化とメモの引き出しの高速化が大切なのではないかと思う。考察と検証が甘いのでこれ以上のことには大して触れられないが、高品質高密度な情報を、その情報の位置の把握が簡単になるようにするために体系的に蓄積することで、情報の高度な連携による知の超新星爆発を起こせるのではないかと考えている。

余談:メモと偉人

レオナルド・ダ・ヴィンチが大量のメモを取る人物であったことは知る人も多いかもしれないが、そのような習慣を持っていた偉人は他にも多数存在する。例えばエジソン、ニュートン、アインシュタイン、ショーペンハウアー、ナイチンゲール、ゲーテ、ナポレオンもメモを取ることを大切にしていたようである。以上のことからもメモが高い発想力のためにも重要であることがうかがえる。

 

 

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