世界平和実現構想+α

世界の平和を実現するための方法を考えます

日本教育改革案5:各科目の改善案あるいは理想

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。

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・美術について
美術に関する授業においては、生徒自身が望むものを表現させるべきである。その際に使う技術や手法は最低限だけ授業で教え、それ以上の技術や手法については生徒が自ら考えたり自身の好みのものを教科書やその他の書籍から学んだりして使うようにすればいい。作品作りにおいてテーマや使用する手法を生徒が完全に自由に決めることを認められないのだとしても、教師の方から指定する条件は最低限に留めなくてはならない。創作活動は生徒が自ら試行錯誤して作りたいものを作るのが一番であり、学校の役割はその補助にすぎない。


・国語について
私は高校生を卒業する人と同じ年齢になるぐらいまでは、国語を理解するためにはどうすればいいのかということを全く分かっていなかった。しかし後に文章を軽くまとめながら読むという方法を自力で編み出すことにより試験での点数を上げることに成功した。そして、この方法は教育では教えられなかった。私自身が注意散漫の性質により中学校の国語の授業をほとんど聞いていなかったことも原因かもしれないが、日本の国語の授業ではちゃんと意味のあることを教えられているのだろうか。私には日本の国語の授業を受けていても読解力が上がるようには見えない。生徒の読解力を高めるためにはただ読書をしろなどと曖昧なことを言ったり文章を読む方法を教えずにただそれを朗読させたりするのではなく、既に効果があることが実証されている文章を読むための技法について教えるようにするべきであるように思われる。

一方で既に行われているように教科書で様々な形式の文学作品に触れさせておくことはいいことかもしれない。それにより子どもが何かを読みたいときに選択できるジャンルは増えるだろう。また、文法について学ぶ授業については今思い返すと有意義なものであったように感じられる。

古典については今の大学受験で要求されるレベルのことをやるのは過度であるため、さわりをやらせる程度に抑えたほうが良いだろう。

 

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