世界の基礎+α

世界の平和を実現するための方法を考えます

学校外教育の改革

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。

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○民間での教育
現時点では主に塾などがこれに相当する。子どもが自分で学ぶ時間を確保するという観点から、基本的には子どもを塾に行かせることはやめた方がいい。塾の経営者はそれを存続したいのであれば体制の転換を図ってはどうだろうか。例えば学校教育では教えられないものについて効率的に学ぶ場を提供したり、大人の学校教育の学びなおしやその他生涯学習の支援を行ったりすることなどが考えられる。

 

○学校外の学習における道標
もしかすると大学レベルの学問を学んでみたくとも、どこから学べばいいのかがわかりづらいために、それを学ぶ気を無くしてしまっている人もいるかもしれない。自力で何を学ぶべきかを見抜く能力を身に着けることも大切だが、そのための参考情報ぐらいあっていいのではないだろうか。そして私はその情報を一般人が調べやすいようにするためにも各学問分野の専門家や大学などの教育機関が一般人にもわかりやすい形で大学レベルの学問を学ぶ際に参考になる情報を公開するべきであると考えている。例えば学問の分野の構造や大学で使われるテキストに関する情報などを公開すると良いだろう。

人々を取り囲む学習環境が、大学に通わなかった場合に大学レベル以上の学問への道が閉ざされることになるようなものであってはならない。

・その他
大学外の人間が大学の全授業の一部を手軽に受講できる制度を実現することも検討されるべきではないだろうか。突き詰めるといずれは特定の大学に在籍するという概念が消失するのかもしれない。

 

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