この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。
私は悟りを「思考を手放すための気づき」であると理解している。ここでいう思考には「思考という行為そのもの」や「思考によって生み出された考え」などが含まれる。現在多くの人がそのような思考に囚われることで多くの苦しみを生み出している。思考に囚われる人は考える必要のないことについて考えるのをやめられなかったり、思考によって作り出された善悪の価値観の実現に失敗したりすることで苦しむのである。しかし思考を手放せるようになればそれらの苦しみから解放されることができるようになる。以降ではそのための方法を私自身の東洋思想を学んだ際の経験を順を追って示すことでより詳しく解説していきたい。
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