この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。
行動すること
何かをするのは大人になってからでなくてもいい。まだ成人する前であっても自分なりに目標を見つけて行動することはできる。生活のための仕事をせずに活動できる貴重な期間を大切にした方がいい。既に経験が備わった状態で社会に出られることは自身の強みになる。
自ら学ぶ、自ら考える
学校の勉強以外でも自ら何かに興味を持って学んだほうがいい。学びは自身の人生を豊かにする。学校で要求されることや就職した会社で必要になった知識ばかり学んでると視野の狭い人間になる。自分で考えることも大切である。何かについて知りたいとき、まずはじめに自分で考えてみると意外と答えがわかることが多いことに気がつける。読書ばかりが学びの方法というわけではない。
安易に学校で教えられることを学ばないという選択を取らないこと
学校外のことを自ら学ぶことは大切であるが、それは学校の勉強が無意味であることを意味しない。先述の通り学校教育の内容は専門家が子どもの役に立つように設定するものであり、今後その内容はさらに改善されることが見込まれる。それを学ぶことで、学ぶ価値があるが自身ではその価値に気づけないような分野を逃さずに学ぶことにつながり、その学習者に大きな力をもたらすはずである。自分でよく考えた結果その内容が本当に不要であると思うのであれば学ばないという選択肢も考えられるが、私は是非とも学校で教えられることについて学ぶことも前向きに検討してもらいたいと考えている。
国によって教育内容は違うが、少なくとも日本においては現在の時点でも教科書の知識質は案外高いように思われる。テストの点のために記憶しなくていいことを大量に記憶するような勉強が問題なのであり、現日本の教科書に載っていることを学ぶこと自体は悪いことではない。
努力でできることが増える
私は努力をすれば必ず他人に勝てると言ったり社会的な成功が納められると言ったりすることはしない。しかし努力をすればできることが増えるのは事実である。自身に才能がないと感じている人間も安易に努力が無駄だとは思わないほうがいい。努力に加えて考えることも大切にすれば想像以上に多くのことができるようになる。生涯を通して努力をした自分と努力をしなかった自分の実力差は大人と赤子の間にある差以上に大きくなるだろう。
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