世界平和実現構想+α

世界の平和を実現するための方法を考えます

悟りに基づいた幸福に関する見解

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。

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以降は私個人の幸福に関する見解である。

・目にした幸福のすべてを手に入れようとしてはならない

・幸福は完全でなくともよい

・苦しみは無理に消さなくともよい

・むやみに何かに期待しないほうが良い。むやみに何かに失望しないほうが良い。

・自身や自身にとって大切な存在が大きな不幸に直面して苦しんでいるときには、焦らず無理のない範囲でその不幸を取り除き、同時に幸福に思えることを一つずつ増やしていくようにすれば良い。また、その際はどうにもならないことはあきらめても良いし、不幸をうまく解消できない自身の非力さを嘆く必要はない。

・何かしら汚れのある状態こそがそれ以上の改善の必要がない状態とみなされるべきである。全く汚れのない状態をあるべき姿と捉えてはならない。

・日常の些細な活動を楽しむこと
家事やその他日常的な仕事は自身の人生における目標の達成には直接的には関係がないことから苦痛に感じられることも多いが、そのような活動についてもやはり楽しめるだけ楽しむようにした方が良い。そしてそのためにはそれらの活動を行う際に人生における目標自体を忘れることが大切である。何故ならば精神的な苦痛は自身の願望の達成が阻害されたときに生じるものであるが、人生の目標という願望を忘れてしまえばそれが阻害されることによる苦痛は生じないからである。また、家事などの日常的な仕事を楽しむことができないほど時間的な余裕のない生き方は避けたほうが良い。

・私がこの書で語った幸福を得るのための手法は、大きな不幸に直面するなどして自身の精神が著しく不安定になったときには、しばらくの間自身の生命と生活を守るための最低限の努力のみを行うようにすることでそれがある程度落ち着くのをで待ってから試すようにしたほうが良い。何故ならば精神的な余裕のない時に何かをしようとすることはそれが自身のためであっても更に自身追い詰めることに繋がる恐れがあるからである。

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