世界の基礎+α

世界の平和を実現するための方法を考えます

科学の発展と道徳

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。

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科学技術は人類に多くの利益をもたらす一方で、人々がその扱い方を間違えた場合などには人類に不利益をもたらすこともある。科学者や技術者は自身が開発しようとしている技術が実際に開発された場合にどのような結果をもたらすのかについてよく考え、リスクが発生するのであればあらかじめそれへの対策を行うように努めなくてはならない。また、科学技術の取り扱い方についての考察は必ずしも科学を十分に理解した者でないと行えないものではない。科学者は新しく開発されるであろう技術が人類に悪い影響をもたらしうるものであるのなら、科学に詳しくない者に対してもその悪影響の内容をわかりやすく伝えるべきである。そうすれば技術そのものを理解することができない人間にもその悪影響への対策を考えることが可能になるだろう。科学者以外の者が何も分からないうちに科学の暴走によって不利益を被ることは避けなくてはならない。

 

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