世界の基礎+α

世界の平和を実現するための方法を考えます

2023-01-01から1年間の記事一覧

民主制下における少数派に対する弾圧の阻止

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 民主制は基本的には多数派の力が強い制度であり、このことからその制度を実質的に多数派による専制政治を実現するものであると評価する者も世の中にはいるようだ。しかし今までの人類の歴史に…

地方分権はなぜ必要か

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 国政を担う政治家が国の各地域の事情を詳細に把握することは、その国の規模が大きいほど困難である。特に地域の数が大きく分けても数十に及ぶような国では、それらの全ての地域について固有の…

文民統制はどのようにして行うべきか

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com ・軍を政治権力有する者のごく一部に全面的に従わせるような制度にしてはならない。なぜならばそのようなことをすれば、軍を動かす権限を持つ者が他の政治権力を強制的に排除することが可能と…

権力分立を維持するための努力

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 権力の集中と分立のバランス調整 権力分立の弊害とその対策 権力変更権の取り扱い 権力分立を機能させるための努力 権力の集中と分立のバランス調整 権力はただ分立させればよいというもので…

権力分立における権力抑制の手段とそれに実際的な効力を持たせる方法

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 権力の暴走への事後的な対処(事後的抑止権) 権力の暴走の予防(事前的抑止権) 調査権と情報開示 抑制権に実際的効力を持たせる方法 権力の暴走への事後的な対処(事後的抑止権) ◇事後的抑止権の…

権力分立の形態【権力主体の数、各権力機関内における権力分立の重要性】

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 権力の数 権力分立の手順 時間分散的権力分立 単一組織内での権力分立 立法府、司法府、行政府における組織内の権力分立 権力の分離と人の分離 権力の数 現在の民主国家においては政治権力を…

権力分立とは

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 政治権力の全てあるいはその大半が単一の個人あるいは組織に握られる政治体制においては、その個人や組織が権力を悪用し始めた場合にそれを止めることが非常に困難である。そこでその問題への…

憲法とは何か、憲法が有効であるための条件【+緊急事態条項、永久条項、その他】

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 憲法とは 憲法の自主的尊重 民主主義の尊重 憲法違反について 憲法改正の条件 緊急事態条項 永久条項について 憲法とは 憲法とは国家の統治の基本的な在り方を定めた文章の集まりのことである…

民主主義において満たすべき諸条件

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 表面的には人々の政治家を選ぶ権利や政治家になる権利が確保されているように見える制度であっても、それは直ちに民主制であると評価できるわけではない。ある制度が民主制であるためにはその…

間接民主制の採用による衆愚政治の抑止

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 選挙等によって民衆によって選ばれた政治家が政治を行う制度を「間接民主制」という。また、民衆に選ばれた政治家ではなく民衆自身が直接政治を行う制度を「直接民主制」という。現在の主要な…

民主主義が推奨される理由

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 平和的な政権交代 衆愚政治への対策としての独裁論について 独裁体制の意思決定の速さに潜むデメリット 民衆の権利の制限リスク 公務員の能力採用の容易さ 民主的平和論 最新の科学技術と独裁…

民主主義の要は政治権力が民衆全体に平等に所有されることにある

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私は民主主義とは「民主制の実現を目指す思想」のことであり、民主制とは「ある地域の政治を行う権限がその地域の全住民(ただし、その地域に居住する期間が一時的なものである人はそのうちに…

明日から本気出すを5年間毎日続けた自分がやる気を出すのに成功した方法【インターネットで何度もやる気の出し方を調べたのに何も変わらなかったそこのあなたにおすすめの記事】

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 読者の中にも勉強をしなくてはならないのに勉強に取り組む気になれずに困っている者は多くいるはずである。かくいう私自身も勉強のやる気を維持できずに長い間苦しんでいた。しかし私は長い間…

その他の学習法まとめ(言語の習得、記憶術)

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com ○言語の習得 現時点で私は日本語しか使えないので以下は机上の空論である。 ・言語習得の基本的な流れ 言語を習得しようとする際は、まず文字、単語、文法などを一通り覚え、その後それらを実…

知識は実際に必要になってから学ぶことで無駄なく習得することができる

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 必要最低限の学習 学習対象の選別方法 必要最低限の学習 私は基本的には「知識はそれが必要になったときに必要な分だけ学べばいい」と考えている。例えば、多くの場合本に載っている知識のう…

読書について

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 読んだ本の数を誇るべきではない 本の内容が理解できない原因とその対処法 重要な本は繰り返し読むこと 良い本の探し方 読んだ本の数を誇るべきではない 読書数を誇るような読書はしてはなら…

知識の再生産について

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com ・理論の再発明は無意味ではない自身が時間をかけて何らかの真理を発見した後それが既に他者によって発見されていたことに気が付いたのだとしても、自身の行いが全く無意味なものであったと考…

考えながら学ぶことの重要性

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 何かについて学ぼうとするときは、本を読む前にまず自分で学習対象である物事の構造について考えてみるべきである。また、その後本を読む際にも自らの頭を働かせながら読むことが大切である。…

脳外の情報の編集も学習の内に含まれる

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com ※この章の内容は私自身の執筆時間の不足によりそのままの形で活用することは難しくなっている。読者が実際に学習を行う際は、この章の内容は参考程度に留め、自分自身で体系的な学習法を考え…

書籍「世界の基礎」:思考に関するその他の個人的見解

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 知性の種類 知性の種類は決して処理能力や発想力ばかりではない。自身の知力を高めたいのであれば、自身がまだ知らない知性の種類の存在を知ることも大切である。例えば自身の精神を制御する…

洞察における他者との協力の重要性

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 人が自身の目標を達成するために活用することができる知性を増やすためには他人との協力も大切である。一人では実行できない大きな処理でも複数人で分担することで実行可能になる。また、他者…

創造性を発揮するための環境

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com ・環境による影響の大きさ人の能力は環境の影響を大きく受ける。例えば日本の研究者は実際に環境の変化によって大きくその能力を向上させている。第二次世界大戦以前の日本人は西洋の進んだ科…

IQという指標は過大評価されている

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私は人の能力が生まれつきの才能によって定まる側面があることについては現時点では認めざるを得ないと考えている。しかし今の世の中では極端に生まれつきの才能に重きを置く考えが蔓延ってい…

体の健康と創造性

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 適度な運動により脳の能力が強化されるらしい。週に一定時間ジョギングの時間でも取ってみてはどうだろう。それができないなら散歩でもいい。散歩の習慣を持っていた天才は多い。私も散歩の習…

脳の限界

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 脳を用いた思考には限界がある 実証、検証 観察の重要性 実際に行動してみること 脳を用いた思考には限界がある 人は自身の感覚器官で直接的にも間接的にも受け取れないような外部の情報は認…

情報が氾濫する世界における判断の手法

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 膨大な情報への対処法 私は自身が処理しなくてはならない情報量が多すぎることにより脳が混乱することがよくある。そして現代のように情報のあふれる社会においては私と同様の状態にある物は…

経験を積むことの重要性

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 経験を積むことの重要性 高い才能や思考力を持っていたとしてもある分野を短時間で極められることは少ない。確かに時として天才といわれる人間が新しく参入した分野において僅かな時間で華々…

チェックリスト法【項目の数は多すぎないほうが良い】

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 私は様々な思考法を思いついたが、それらを実行すべきときに実行するための方法としてチェックリスト法を使用している。チェックリスト法では、自身が行うべき作業のリストを予め作成しておき…

天才の発想は地道な洞察に基づく【本質洞察&根底疑念】

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 地道に考え続けることの重要性 本質洞察とは 根底疑念とは 余談:前提となる知識から推論によって導くことができる知識の取り扱い 地道に考え続けることの重要性 私はアインシュタインを非常…

拡散と収束【発想力向上の手法】

この記事は書籍「世界の基礎」の一部です。 kanayamatetsuya.com 拡散 良い発想を生むにはとにかくたくさんのアイデアを出すという方法も有効である。私はアイデアを出したいときには、手元にメモ帳を用意して思いついたアイデアを手当たり次第に記録しなが…